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三世代利用派
「結婚以来、夫の実家である30坪ほどの家でずっと暮らしていました。古い家なので地震も心配ですし、リフォームも思うようにならない。海の近くの家が紹介されている住宅雑誌を見ながら、ずっとあこがれ続けていました。」そんなふうに語る原田知子さんの夢が現実味を帯びてきたのは、夫の隆司さんが定年を迎えた頃だった。
「主人が生まれ育った家を売却して移住するわけですから、主人の気持ちをなによりも尊重し、ずいぶん話し合いました。2人で伊豆山の近くに何日も滞在して、気候のよさ生活の便利さを確認してから決心しましたね。」
【住 所】 熱海市伊豆山599 【T E L】 0557-80-5111

創業200年の歴史を持つ伊豆山温泉の旅館。日本三大古泉のひとつ・伊豆山源泉の走り湯を利用した大浴場がある。特に、相模湾を見渡しながら入る木造りの屋上展望露天風呂がおすすめ。
【住 所】 熱海市曽我1024-1
【T E L】 0557-82-122111

錦ヶ浦を見下ろす曽我山の斜面を利用して造成された20万坪の庭園に、ガーデニングショップやハーブショップなどを備えた施設。庭園見学は有料(大人1,000円、小学生500円)だが、日本庭園やローズガーデンなど10のテーマで展示され、ガーデニング好きなら1日中楽しめる。
【住 所】 熱海市上宿町5-26
【T E L】 0557-83-6021

湯前神社や大湯間欠泉のすぐ近くにあり、熱海七湯の中心的な存在である大湯に浸かることができる日帰り温泉施設。庭園の中の露天風呂は男女日替わりで利用でき、無料休憩室や個室(有料)もある。入浴料は大人1,000円、子ども500円。
そんな原田夫妻の終いの棲み家を訪れると、キッチンから見える広い庭が実に印象的だ。
「私がガーデニング好きで、庭つきの家が夢だったんですよ。東京の家では鉢植えを窓辺に並べる程度でしたが、ここでは本格的な庭づくりが楽しめます。四季折々の花が楽しめるよう、今はガーデニングショップに週2回は通ってますね。」
広々とした庭にはハーブの鉢植えが数多く並び、レモンバームやミント、スイートバジルは知子さんの手料理にもしばしば登場する。
1年を通じて暖かいですし、陽あたりもいい。昼間庭仕事をすると、夜もよく眠れて健康的ですね。“晴耕雨読”というんですか。」
そして隆司さんは笑顔で付け加えた。
「自宅の風呂はもちろん温泉ですので、気が向いたときにいつでも温泉に入れるというのも魅力ですよ。日帰り温泉も近くにいっぱいありますから、気分によって行き先を変えて、いろんなお風呂を楽しんでいます。」
ガーデニングショップには同世代の夫婦がよく訪れます
原田夫妻の話を聞いていると、健康に気を配りながら質素に老後を過ごすライフスタイルが見えてくる。「子どもがいない夫婦2人の暮らしですので、パートナーに迷惑をかけないよう、健康でいることがとても大切だと思ってます。そのためにはいい空気を吸って新鮮な食材を食べる。そして適度にからだを動かし、1日の疲れを温泉で癒やす。これを毎日実践しています。」
伊豆山漁港で週1回開かれる朝市に夫婦で出かけ、新鮮な魚介類を買うのも毎週の恒例だ。ガーデニングでからだを動かすのはもちろん、家の近くで森林浴を楽しんだり、運動を兼ねてバードウォッチング野草収集に出かけることもある。「冬、うちの庭にホオジロが下りて来たんですよ。それから気になるようになりましてね。ほかにもモズやジョウビタキやヒヨドリなんかがやって来る。ご近所にその趣味の方がいらして、少しずつ教えてもらいました。」
こうして健康に気を配る夫妻が熱海伊豆山を選んだ理由のひとつに、実は病院や高齢者施設の充実ぶりがある。「すぐ近くに大きな病院があるので安心ですね。将来、自宅で過ごせなくなったときは、高齢者向けの施設を利用したいと考えています。」 原田夫妻が暮らしに求める理想像が、熱海伊豆山にあったようだ。

※ 上記ライフスタイルにつきましては、熱海在住者へのインタビューを基に構成したものです。店舗等に関しましては、取材を基に掲載しております。

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